現在の看護師の働く環境とは？

看護師不足！根本的な原因は仕事内容にあるのか

「安定・高給与・国家資格」看護師という職業は、人気のある職業の一つでもあります。しかし現在、看護師は常に不足しており、様々な理由で退職し、復帰を拒む看護師が多くいます。なぜ努力して掴んだ「看護師」の職業を辞めていってしまうのか？その原因の一つと言われている過酷な勤務環境について考えてみました。

看護師不足！根本的な原因

病院に行けば、笑顔で迎えてくれる白衣を着た看護師さん。医師にとっても患者にとっても、なくてはならない頼れる存在ですよね。しかし、看護師の離職率は、安定した職業にも関わらず、非常に高いのが現状。看護師不足の問題は深刻で、社会問題ともされています。では、なぜ辞めてしまうのか…様々な原因について考えてみました。
◇定時はあるが、残業が多く、なかなか帰れない
◇夜勤・日勤の繰り返しで体調を崩しやすい
◇長時間の立ち仕事でつらい
◇病気や急用でも休めない
◇看護師が不足していることで、仕事量が増えた
◇仮眠する時間が取れない
◇以前までは3交代制だったが2交代制になりつつある
◇小さなミスも許されない
◇人間関係が悪い
◇勤務時間が長く、家庭と両立ができない
など実際に、看護師の仕事をされている方の8割は「超過勤務」を経験していると言われていることから、それだけ大変な仕事だということも分かります。「休暇が取れない・規則が厳しい・危険」といった過酷な労働環境が、より一層看護師不足に拍車をかけているようです。また、医師不足に伴い、医師が行ってきたであろう注射や点滴なども看護師が行うようになり、カルテの整理や患者の記録など、患者側である私たちに見えないところで、看護師は時間を費やしています。定時になり勤務時間が終了しても、患者がくれば対応し、医師に頼まれれば断れず帰れないことも多いのです。このようなことから、看護師の仕事内容の過酷さが、看護師不足を招いている一つの原因と考えられます。