高度化する医療のカギを握る！認定看護師・専門看護師の資格取得について

高度化する医療のカギを握る！認定看護師・専門看護師

医療の高度化により、看護師さんに対し高度な専門知識・技術が要求されるようになりました。常に勉強し、日々進化している医療に対応することが、医療の高度化を支えています。そして、今このような要求に対応できる認定看護師と専門看護師が注目されています。その資格取得にはさまざまな要件や資金が必要であり、簡単には挑戦できるものではありません。そんなときは「資格取得支援制度」を活用しましょう！
【認定看護師】とは、日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた看護師をいいます。
【専門看護師】とは、日本看護協会の専門看護師認定審査に合格し、専門分野においての高い実践能力を持ち、質の高い看護ケアを提供し、医療・福祉・保健を向上させる看護師。

ハードルの高い資格取得の条件

高い看護技術と知識を持った看護師さんが増えれば、医療の高度化にも対応できるでしょう。しかし、これらの資格を取得するためには実務経験（通算5年以上）や、教育機関での教育（6ヶ月・615時間以上）を受けることが必要であり、その費用は200万円以上と言われています。より高度な看護能力を身につけて医療の現場で活躍したいと思っていても、そのハードルはかなり高いため、自分の力だけではなかなか挑戦しにくいものとなっているのが現状です。

「認定看護師資格取得支援制度」の活用

資格取得のために活用したいのが、認定看護師・専門看護師の「資格取得支援制度」です。このような制度がある病院で働くことができれば、病院に籍を置きながら教育機関での教育を受けることが可能になります。また、入学金・授業料・受験費用などの助成や、資格取得にあたり、受験・受講にかかる交通費および宿泊費なども負担してもらえる制度です。看護師さん自身がスキルアップし、高度な医療を支えているという意識を持つことで、医療現場から看護師さんが離れてしまうことに歯止めをかけることも期待されます。