職場環境理由によるブランクから復職した事例
職場環境に起因した理由で離職したケース
看護のお仕事にブランクが空いた理由には、自分自身に起因したものの他に、職場環境に起因したものがあります。
①超過勤務への不満、夜勤の負担
②休日・給与・手当等などの雇用形態への不満、待遇への不満
③医師への不満、教育制度への不満など
さまざまな理由があげられます。就業条件について入職前に受けた説明との大きなギャップがある、働きたい時間と勤務時間がすり合わせできない、ドクターとの意思疎通ができない、など職場環境が原因で看護業務を継続できなかったというケースがあります。
職場環境に起因したブランクから復職へ動いた体験談
職場への不満がもとで職を離れたけれど、職場でのサポートがあったり、柔軟に相談を受付けてくれる職場だったら看護師を続けていたという方も多いと思います。入職面接時には納得のいく職場であったとしても、本当に大丈夫なのかなという不安もあります。しかし、看護師としての責任感やおもいやりの気持ちを再び現場で発揮させたいという潜在看護師さんのために、ブランクから復職へと背中を押してくれた体験談があります。
○度々変則的な勤務時間が発生する
親の介護の問題を抱えていますが、デイサービスやショートステイに親がお世話になっている間は仕事ができます。しかし自分で勤務日や時間帯を自由に選べず就業できませんでした。でも、人材派遣会社の情報を見て、1日4時間から5時間、週に3日から4日だけ働きたいなど、勤務時間を選ぶことができることを知って登録しました。毎月の勤務時間や日程は派遣会社が病院へ伝えてくれるので、介護日程や付き添いとの両立ができるようになりました。
○残業のない昼間だけの仕事がしたい
2交替に加え残業が多く、気力も体力も失って離職しました。でも看護のお仕事に戻りたい気持ちは年々増していた気がします。しかし長時間勤務が不安なので、昼間だけの仕事を探しました。クリニックの募集は少なく、あっても応募者が多くブランクがあると不利でした。そのため、求人サイトのコンサルタントに相談し、日勤非常勤を探すことにしました。50床を超える療養型病院で求人が出ていたので応募。勤務時間や仕事範囲を明確に決めてからはスムーズに病院探しができたような気がします。相談相手がいてよかったです。
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